川邊:優しい社長さんですね。1億3千万人総配信者になったのは、ちづるさんが活躍してるからだみたいなお話でしたが。
ちづる:嬉しいですね。どんどんやっていこうと思いますね。私が思ったのは、リスナーさんに相談して、そうしたら「自分たちがやろうよ、ライブ」って。「自分たちで作り上げようよ」と。「事務所なんかいいじゃないか」と、そういう形でもやっていこうかなと思いました。
川邊:そうですよ。新しい形が生まれていますよ、きっと。
ちづる:ライブハウスとかも借りていくからと、そのくらいまでやっていこうかなと思いました。
川邊:そうですよ。すべてはファンに委ねると。そうなると、どうなるんだろうというのを、楽しみにすると。
ちづる:「ライブしたいけど社長いないの、曲でないの」とか。
川邊:JASRAC申請とかもリスナーさんにしてもらって。
ちづる:リスナーさんと一緒に。
川邊:もしそういう方向性に、このインタビューで決まったということになれば、「あのときのインタビューで、こうなったんだよね」って、日本の新しいアイドルの形がってなったら、光栄ですけどね。
ちづる:すごくやる気になりましたね。
川邊:歌とトークと、あとなにかやってみたいことってあるんですか?
ちづる:歌とトークと…踊りは年齢的に無理なんで。ダンスはしたいですけど。エアロビクスとか、昔はクラシックバレエやってたんで。そういうのもちょっとやってもいいですね。ダンス、歌、踊り。
川邊:ちなみにライバルとかいるんですか?
ちづる:ライバルというか、リスナー兼配信者の方の配信は観たりします。
川邊:それはリスナーが配信もやる世界観なので、観に行って。参考にしたりすることもあるんですか?
ちづる:そういうのもします。
川邊:面白いなと思う人います?見ていて、聞いていて。
ちづる:ただご飯を食べているところを配信しているとか。何が面白いのか分からないけれど、それもありなのかなと。あとは外でのライブパフォーマンスの配信を観たりします。
川邊:歌ったり踊ったりしている人の配信を見て参考にするんですね。 普段の話になりますけど、配信は1日1時間くらいですか?
ちづる:そうですね。
川邊:それ以外の時間は、何をされているんですか?
ちづる:普通の製造業、工場みたいなところのパートとして働いてます。
川邊:職場の方は、製造工場のいたって真面目な方ですよね。自分はアイドル活動しているというのは伝えてるんですか。
ちづる:上司の方だけに言ってます。
川邊:上司の方はなんと?
ちづる:上司の方は「頑張って」と応援してくれてますけど、あんまり興味ないみたいですね。
川邊:「まあ好きならやればいいじゃん」と。働いて配信して、土日にオフ会やったり。旦那さんは最近、ちょっと登場したりもしていると聞きましたが。
ちづる:たまたま映り込んじゃうんです。アマチュア配信時代に、あるリスナーさんからつけてもらったんですけどね。たまに主人がシュッと出てくるんで、ウナギみたいに。にょろにょろと。それから “ウナギ”っていうあだ名が付いているんですよ。リスナーさんが、旦那に向かって「もうそろそろ仕事行く時間ちゃうの」とか心配してくれるんですよ。「あんまり働きすぎたらダメだよ」とか。
川邊:家を完全に見られていて、近所の人みたいな感じになっている。オフ会にあまり旦那さんはいらっしゃらない?
ちづる:オフ会は、主人がいてるときに合わせてますね。日曜日の昼間は家にいてるんで。そのときにオフ会をして、主人にも来てもらっています。
川邊:ご主人とリスナーさんも仲が良くて。
ちづる:そうですね。主人も交えて「ウナギ君はいまなにしてるの?」みたいな。
川邊:さあ、そろそろお時間になってきましたけど、自分が昔アイドルになれなくて、インターネットという環境が出てきて、ある意味、その夢が実現して夢中になれているわけですけど。それってどう捉えていますか?「あって良かった」という感じなのか。
ちづる:あって良かったなと。無かったらただの主婦で終わっていたんで。
川邊:今後の抱負みたいなのは、前田社長がいらっしゃるときにも話されていましたけど。どうしていきたいかというのは。
ちづる:リスナーさんと相談しながら決めたいと思います。
川邊:ちなみに今、AKB48とかおニャン子みたいなのがあって、40代も応募可能ってなったら、迷わず。
ちづる:迷わずします!そういう応募があったら良いですね。
川邊:『SHOWROOM』と一緒に作るか。
ちづる:40代の配信者って少ないですよね。でも、やりたいっていう人は多いと思うので、『SHOWROOM』を通じて、アイドルユニットを作ってもらいたいですね。
川邊:前田社長に伝えておきますんで。
ちづる:オーディション受けます!
川邊:ちづるさんは固定ファンついてるから良いですよね。リスナーさんに相談しながら。
ちづる:センターで。
川邊:実績をひっさげて、本気で。ぜひ他にない形のアイドルを目指して、引き続き頑張ってください。今日は“40代のネットアイドル”ちづるさんでした。ありがとうございました。
ちづる:ありがとうございました。