タイズプレゼンテーション

夢中の深層~インタビュアー川邊健太郎~

第九回 島田拓さん "アリ"を販売して家族を養う男

「自分が見ていて楽しいものを、いろんな人に見てもらいたい」

日本で初めてアリの通信販売会社を立ち上げ、「アリを飼う」を根付かせた男の飽くなき探究心とは…
第9回ゲスト、アリ通販専門店AntRoom代表・島田拓さんの『夢中の深層』に、インタビュアー川邊健太郎が迫ります。

島田拓さんプロフィール

1981年生まれ、東京都出身。
アリ通販専門店「AntRoom」代表。
日本におけるアリ販売の第一人者。
幼い頃から生き物が好きで、さまざまな生き物を飼育。
あるとき、偶然拾った女王アリを飼育した際、他の虫にはない社会性を感じ、その魅力に取り憑かれる。
2001年、ペットショップや動物園などの勤務を経て、「AntRoom」を立ち上げ、現在に至る。

日本におけるアリの通販の第一人者

川邊:今日はアリの通販専門店「AntRoom」代表の、島田拓さんにお越しいただいております。よろしくお願いします。

島田:よろしくお願いします。

川邊:アリの通販専門店というのは、世界で唯一ですか?

島田:いえ、世界で見ると結構あります。特にドイツでは、アリをペットとして飼うという習慣が昔からありまして、アリ専門店があります。

川邊:ドイツには結構、アリの愛好家がいるんですね。

島田:海外だと愛好家がいるんですけど、日本だと僕がこの仕事を始めたのが2001年からなんですけど、当時はアリをペットとして飼うなんていう人たちは、まったくいなかったんですよ。そこからスタートしまして、いまでは16、7年やってるんですけど。年々、日本に広まってきていて、アリを通販で販売する人たちが、少しずつ現れはじめています。

川邊:ペットの通販をしている中に、アリのコーナーがあるという感じなんですか?

島田:アリだけを通販している人も、最近少しずつ出ています。徐々に日本でも「アリを飼う」というのが広まってきているということを実感しています。

川邊:これはなんですか?

島田:これは、僕が手作りしているアリの飼育セットで「蟻マシーン」という名前の人工的なアリの巣です。粘土でアリの巣を作って、そこに石膏を流し込んで固めているので。初めから巣が出来上がっているんですよ。アリにとって居心地の良い空間を提供して、こちらに住んでもらっているという物です。

川邊:アリは自分が掘った巣でなくても、そこが良ければ住んでしまうものなんですか?

島田:そうです。アリが生きていくのに一番大切なのが、水分なんです。石膏というのは、水を吸い込む性質がありまして。マシーンの裏に穴が空いているんですけど、2、3ヶ月に1回、裏の穴から水を流し込むんですよ。そうすると石膏が水を蓄えるんですよ。蓄えることで、空間の湿度が土の中と同じようになるんですよ。湿度さえあれば、自分で巣穴を掘らなくても、こういった環境で長く住むことができるんですよ。

身近なアリの奥深い生態

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