タイズプレゼンテーション

夢中の深層~インタビュアー川邊健太郎~

第九回 島田拓さん "アリ"を販売して家族を養う男

「やっていることは小学生の頃から変わらない」

川邊:島田さんは、奥さんもいらっしゃって、お子さんもいらっしゃるんですか?

島田:子どもが2人います。

川邊:2人もいるんですか。その2人を育てていくくらいには売れていると。

島田:そうですね。

川邊:すごいですね。「収入が上がらない」とか言っている人に聞かせてあげたいですね。

島田:山に行って、虫を採って観察して、写真を撮影してっていう。本当に昔からやっていることが小学生から変わっていない気がしますね。

川邊:それが仕事なわけじゃないですか。普通は仕事があって、別の趣味があって、息抜きがあるわけですよ。そういうものはあるんですか?

島田:アリの写真を撮ることですね。でも写真も徐々に仕事として成り立ってきています。

川邊:どういうことですか?

島田:最近は本の出版もやっていて。図鑑とかそういうところで、アリの写真を使ったりとか、本を書いたりとかしています。

川邊:じゃあ写真の技量は上がって、本は書いて…結局、仕事になってるじゃないですか。

島田:そうですね。

川邊:アリの研究家っていうのは多いんですか?

島田:研究している人は多いです。ただ、僕の場合は、ただのアリ好きなんですよ。たまに「どこの大学でやってたんですか?」って聞かれるんですけど、僕は大学も出ていなくて、子どもの頃からただの虫好きだったので。研究者とも道が違うので、知識としては研究者の人に敵わない。ただ、アリを好きな気持ちと、アリをうまく飼う方法に関しては、研究者の人に負けない自身があります。

川邊:でしょうね。もうこれは堂々と言える。まさに「夢中の深層」の典型的な方だと思うんですけど。それに夢中になっているわけですね。

川邊:いまアリ以外に飼っている生き物はいるんですか?

島田:トカゲとかヤモリとか。あとは息子が5歳なんですけど、虫がとにかく好きで公園に行くといろんな虫を持って帰ってくるので、アリジゴクとか、カブトムシの幼虫とか、いろんなものを飼っています。

川邊:アリジゴクを飼っている子どもって、珍しいですよね。これは将来、お店を引き継ぎますね。

島田:いまはとにかく虫が好きみたいですね。女王アリが採れる時期なんかは、一緒に山とか公園に行くと、息子が女王アリをたくさん見つけてきてくれます。

巣から紐解くアリとヒトの共通点

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